江戸時代に武家屋敷が置かれた歴史のある本駒込エリアは、文京区の北側、本郷台地と呼ばれる高台に位置する街です。明治時代以降は、夏目漱石、川端康成、谷崎潤一郎など名著を生み出した多くの文人が居を構え、人々の憧れの街として発展してきました。閑静な邸宅街となった現在も、文人の旧居が点在し、「駒込土物店跡（約170m）」など江戸の文化を感じる史跡が残っています。また、このエリアは古くから開発されており、大名家の江戸菩提寺を始め、「白山神社（約370m）」や「吉祥寺（約580m）」といった由緒ある神社仏閣が多いのも魅力です。実際に街を歩いてみると、よく整備された緑豊かなお寺や神社がいくつも見つかり、心癒されます。

本駒込の歴史を遡ると、縄文時代にたどり着きます。「東京都立駒込病院（約790m）」の建設中に、約1万年前の縄文時代の土器などが見つかっているのです。また、本駒込駅に面した本郷通りは、江戸時代に将軍家が日光東照宮に参拝する道として決まっていました。そのような背景があり、大正時代以降に区画整理された田園調布や成城よりも早く、この街の枠組みは決まっていました。時を経た現在でも、街路樹の緑が眩しい本郷通りを歩くと、明治や昭和の名残りを感じる建物を見つけることができ、このエリアが独自の発展を遂げたことが確認できます。都心にもかかわらず静かで落ち着いた街並みが広がっているのも、この地に住む人たちが代々にわたり、街の風格を守り続けた証でしょう。

広大な武家屋敷の跡地を大学などの教育機関の敷地に転用した歴史を持つ文京区は、都内屈指の文教地区としても有名です。重要文化財の赤門がある東京大学を始め、お茶の水女子大学、筑波大学の付属校や誠之小学校（約730m）など、多くの教育機関が集まっています。本駒込エリアも東洋大学白山キャンパスや日本医科大学（約630m）、区立第九中学校（約840m）、区立昭和小学校（約1070m）などがあり恵まれた教育環境です。それに合わせて進学塾も豊富。文京区では公立中学校で学校選択制度を実施しているのもポイントです。また、近くには、六義公園運動場、竜光寺児童公園などがあり、子育て環境としても最適で、気軽にリフレッシュすることも可能。

最寄りの「都立駒込病院」は基本的には紹介状を持っての受診となりますが、夜間や休日の緊急外来は受け付けているのでいざという時も安心です。本駒込駅からの徒歩圏内には、紹介状がなくても受診可能な「日本医科大学附属病院（約630m）」、内科 ・ 循環器科 ・ 整形外科のある「森田医院（約220m）」、内科 ・ 胃腸科 ・ 皮膚科の「齋藤医院（約410m）」など、クリニックも多数あり、かかりつけのお医者さんを見つけやすいでしょう。さらに、東京23区の中で、もっとも犯罪発生率が低いのが文京区です。お子様を外で遊ばせる時や深夜帰宅の際も、必要以上に心配する必要はありません。リラックスして生活できる環境が整っています。

レストランやショップが入った複合施設「文京グリーンコート」の地下には「ピーコック文京グリーンコート店」があり、マンションから徒歩2〜3分ほどの場所に「三徳白山店（約190m）」「コープ白山店（約150m）」が並んでいて、日々の暮らしをサポートしてくれます。休日のレジャー先としてスパ＆遊園地などが楽しめる「東京ドームシティ」や下町情緒漂う「谷中銀座商店街（約1570m）」も気楽に訪れることができて便利です。「小石川植物園」や「六義園」でのんびりと森林浴もできます。