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「ちょうどいい」七分袖の定番ボーダーシャツ

Saint James

春夏はマリンテイストのカジュアルウェアとして、秋冬はジャケットにもブルゾンにも合わせられるインナーウェアとして、さらに家ではリラックスした部屋着として、シーズンを問わず365日着られる汎用性で人気なのが、フランス生まれの「セントジェームス」。創業はなんと1889年。ノルマンディー地方で、船乗りたちの着る丈夫なカットソーをつくり続けてきた。

商品の多くは男女の差のない幅広いサイズ展開によるユニセックス仕様で、まさに老若男女の誰もが着られる点も長く世界中で愛されている秘密。人気のトップスだけでなく、アウターや小物までさまざまなアイテムを取り揃えているが、今回はまさに定番中の定番、飽きのこない形とクセになる着心地でロングセラーとなっている「ナヴァル」をご紹介しよう。

「ナヴァル」はかつてフランス海軍の水兵たちの制服にも採用されていた実績を持ち、その名前はズバリ、「海軍」を意味する。ゆえに、柔らかで軽やかな着心地ながら船上でのハードな使用にも耐え得るタフさは、爽やかなマリンイメージながらも侮れないミリタリー・スペック！ そして実際に着てみると、さらにその外見的特徴である七分袖が「ちょうどいい」のだ。

半袖では腕の日焼けが気になる。でも長袖では暑い――。そんな実用面においてもちょうどいいのが七分袖であり、ファッションの観点から言えば、腕時計やブレスレットなど、シンプルになりがちな夏の着こなしのアクセントとなる手元のアクセサリー類を綺麗に見せてくれるという効果も。インナーとして着る際は、袖口のもたつきやごわつきがないというメリットがある。

着て洗って――を繰り返すほどに肌なじみが良くなるため、一度好きになったらリピーターになり、ついでに色違いを揃えたくなるのも「ナヴァル」ならでは。「ボーダーシャツは季節外れ」という既成概念にとらわれず、ぜひ通年で着られるデイリーウェアとして試して頂きたい逸品だ。